友香ちゃんは「早く言っちゃいなよ」と軽く急かしてくる。
なかなか恥ずかしくてその単語を口にできない。
でも言わないと始まらない。
意を決して、私は口を開いた。
「あの……男の子ってやっぱりキ、キスとか……したいものなのかな……?」
言った。
言ってしまった。
恥ずかしすぎて今すぐ顔を手で覆ってしまいたい。
むしろこのまま後ろの布団の中に潜り込んでしまいたい。
「んーっ、もうっ!瑠莉ったら可愛すぎるんだからっ!」
「わぁっ!」
隣に座っていた友香ちゃんにギューッと抱きしめられる。
「と、友香ちゃ……苦しいっ」
「あー、ごめんっ、瑠莉がかわいすぎてつい」
私がギブアップと背中を叩くと、友香ちゃんは体を解放してくれた。
「まぁね、瑠莉の質問のことだけど」
座り直して咳払いをした友香ちゃんが改まって話を続ける。
改まった友香ちゃんに便乗して、私も正座に座り直した。



