一途なイケメンくんととろけるくらいに甘いキスを




クロッフルを食べ終わってから、琥珀くんは家まで送り届けてくれた。



「ありがとう、琥珀くん」



ひとりぼっちだと心細い帰り道。


琥珀くんがいるだけで、とっても楽しかったし、不安にもならなかった。


やっぱり琥珀くんは、私にとって特別な存在。



「別に、これくらい当たり前じゃん」



琥珀くんは素直じゃないけれど。


そんな優しいけれど素直じゃない琥珀くんのことも好き。



「じゃ、また明日な」


「うん、また明日」



また明日学校で会えるのに、バイバイはちょっぴり寂しい。


それくらい琥珀くんが私の中で大きな存在になっているんだと感じた。


琥珀くんの背中が見えなくなるまで手を振ってから家に入る。