後ろの方から「キャー」という声が聞こえたけれど、それを無視して進んでいく琥珀くん。
琥珀くんは周りの目なんて全く気にしていないみたい。
「一緒に帰んの嫌か?」
そんなに不安そうな顔をしてしまっていただろうか。
ちょっとだけ突然過ぎて戸惑いがあっただけ。
一緒に帰ろうと誘ってくれたのはとても嬉しい。
「ううん、嬉しかった」
「そ」
琥珀くんはぶっきらぼうだけれど、その返事はいつもよりも声のトーンが明るい気がした。
手を繋いで歩く帰り道。
手汗をかいてしまっていないか心配になる。
チラッと隣を歩く琥珀くんを見る。
鼻筋が通っていてかっこいい。
琥珀くんってやっぱりイケメンだよね。
「何?」
「な、なんでもないっ」
パチッと目が合ってしまった。
琥珀くんのこと見てたのバレちゃった。



