琥珀くんの隣で受ける授業。
夏休み前だって同じはずだったのに、今まで以上に緊張した。
授業に全然集中できなかった。
「瑠莉」
「な、何っ!?」
帰りのホームルームが終わると、突然名前を呼ばれた。
「帰るぞ」
「か、かえ……?」
「一緒に帰るんだよ」
「う、うん?」
琥珀くんが一緒に帰ろうだなんて……
初めて誘われて戸惑ってしまう。
「なんかおかしいか?」
「ううん」
おかしいことはない。
だって、一応付き合っているわけだし……と自分で考えて赤面する。
「付き合ってんだからいいだろ」
「……っ!」
そ、そんな教室内で堂々と……!



