「天地は瑠莉になんて?」



喋りすぎてカラカラになったであろう喉にメロンソーダをの流し込んで、前のめりになる友香ちゃん。


改めて話すとなるとなんだか恥ずかしい。



「その……一目惚れしたって」


「あの天地が一目惚れ……」



友香ちゃんは目を見開いて、口をあんぐりと開いている。


そんなに予想外だったのか。



「あと、ストレートに好きって言われた」


「うん、なかなかやるな、アイツ」



あぁ、体が熱い。


今まで縁がなかったからしてこなかったけれど、恋愛話ってこんなに照れるんだ。



「あはっ、瑠莉ったら顔から耳まで真っ赤!本当可愛いんだから」


「んー、もうからかうのはやめてよっ!」



あった出来事をこうして言葉にするのがやっとなんだから。



「ごめんごめん、それで瑠莉は告白されてどうしたの?」


「それがすぐに答えられなくて……」


「自分の気持ちがわからない?」


「うん、そう」



友香ちゃんは私の気持ちを代弁するかのように言ってくれた。