こんな溺愛,ありですか?

気づいてしまうと,それがほとんどの時間にいることにまで気づいてしまう。

お陰で私はいつも気を張っていなければいけない。

家もきっと知られている。

毎日毎日ついてくるから。



「しーちゃん。取り敢えず,今はいいよ。言わなくても。でも,女の子の方は安心して? そろそろいなくなるはずだから」



どういう,意味?



「それって」 キーンコーンカーンコーン…

「じゃあまたあとで!」



なっちゃんは間の悪いチャイムで行ってしまう。

もしかして,山宮くんと辰馬くんが放課後いないことと関係する?

山宮くんに私の雑用が回ってないといいなと思ってたけど……

ううん,考えても仕方ない。

今日の夜にでも辰馬くんに電話で聞いてみよう。

自意識過剰かもしれないし。

私はそんな風に考えるのを後回しにした。