こんな溺愛,ありですか?

驚いて顔をあげると,そこにはキッと私を睨むなっちゃんの顔。



「最初は気のせいかと思ったけど,しーちゃん挙動不審すぎ。女の子達じゃない,他のものにすごく怖がってるみたい」



それが,私の2つ目の悩み。

言い当てられて,私は顔をそらした。



「だから山宮くんと一緒に帰るのも断ってるし,私の誘いも断るんでしょ?」

「ちがうよ」



私がヘラっと笑うと,なっちゃんは傷ついたような顔をする。

私はまた,顔をそらした。

私だって犯人が誰かも分からないのに2人が巻き込まれたら嫌だよ。

……ストーカーなんて。

それが2つ目の悩み。

初めて視線を感じたのは,私達の関係で騒ぎになった朝。

そしてあの夜,それが確かにいるのだと確信した。