~TERRA集中管理室~

メイ、ヴェロニカ、サバ、ロブ、シーラ、早苗・・・、みんなが勝利と無事を喜び合っている。


「しっかし、ラブの声を兵器に使うなんて、あのおっさん絶対許さないわ! T2、あいつを捕まえて❗️美樹のカタキをとるんだから」

それに、ラブの声が応える。

「メイ、大丈夫よ。ちゃんと「あなたの手」で、あいつに引導を渡してるわ」

ラブが胸に挟んでいた、小さなリモートスイッチを押した。




~橋の上~

最後の手段が、あっさりと取り抑えされ、ミズリーには、もう手はなかった。

「・・クッ!」

その時、助手席に置いた「お礼の品」の袋から、音楽が聴こえ始める。

中に入っていた包みを開ける時、何かが足元に落ちた。

包みの中身は、デジタルプレイヤーであった。

あの歌のラスサビが近付き、ラブの声が流れる。

「少佐。あなたの負けよ。せっかくだから、お気に入りのフレーズをプレゼントしてあげるわ」

ミズリーは、足元に落ちたものを拾いあげた。

ラブにプレゼントしたはずのデビル・ストーン。

「クソッ!ラブめ❗️」

ラブからのラストメッセージ。

「地獄で、ずっと聞いてな❗️」


車の中に、ラブの最高音域が響き渡った。

「ドドーンッ💥💥」



~TERRA~

「わあっ、あそこ綺麗❗️」

海ばかり眺めていた、ロブの弟が、橋の上で燃え上がった炎を見つけて、叫んだ・・・。