丁度その頃、建物の中では緊急事態の警告音が鳴り響いていた。

研究員達が、我先にと地下から上がって来る。

「逃げろ~❗️」

そう言う男を、この建物の主任が捕まえた。

「何があった?」

「何者かが、開発中の気体爆弾を作動させました」

「何っ❗️」

「時間がありません。早く逃げてください!」

「将軍は? 一緒じゃなかったのか?」

「将軍とは…連絡がとれません。とにかく、もうここはだめです!」

手を振り払って、逃げ出す研究員。

「主任! 地下の機密通路が作動しています」

監視員が、モニターを指指して叫ぶ。

「そ・・・外には、敵が・・・。囲まれています」

温度センサーに切り替えたモニターに、部隊の影が映る。

「クッ! ショ・ウ・グ・ン・・・」

拳を握り締めた時は、手遅れであった。


「ドンッ💥」

入り口のドアが爆破され、EARTHの部隊が突入して来た。

その瞬間。


「ズドドーンッ💥💥❗️」

地下からの轟音と炎が、一瞬にして一帯を吹き飛ばした。


「ラブ⁉️」

監視衛星の映像を見ていた、ベル、アイ、T2、ティーク、バーン、全員が同時に叫んだ。