《黒幕警視自殺》 《警察組織の闇》 翌日、世の中は、一連の事件の結末に騒然とした。 数々の特番も組まれ、警察や評論家は、世紀末を迎えたかの様であった。 その後、警察組織への大掛かりなテコ入れも計画され、鷲崎首相自らが陣頭指揮を取っていた。 紗夜に対しては、同情する世論が大半であったが、オカルトチックな噂を騒ぎ立て、危険人物とする者もいた。