復活の村

なにかがあったときのためにと、一応連絡先を交換しておいたのだ。

「そうです。どうかしましたか?」


相手の切羽詰まったような雰囲気を感じ取って僕は聞いた。


『ユウジを迎えに行ったんだけど、家にいないみたいなの』


「え? ちゃんと今日の約束だったんですよね?」


『そうよ。電話をしても出ないし、玄関の鍵もかかっているし。なにか聞いてない?』


嫌な予感が胸をよぎる。


神主さんが言っていた言葉が、また胸の中に蘇ってきた。


『今日の午後には迎えに行くって伝えていたのに……』


もうすでに外は暗くなっている。


こんな時間まで家に戻ってこないということはないだろう。


あの村には本当になにもない。