お父さんずっと一緒にお酒が飲める人がほしいって言ってたんだから」


「そっか。それならよかった」


ほんのちょっとした相手でもできたことが嬉しかった。


「ケイタ、明日村を案内してあげるね」


「あぁ、そうだな。今日はなんの見学もできなかったし、楽しみにしてる」


っていってもなにもない村だから期待はしないでね。


ヒトミはそう言って笑ったのだった。