復活の村

ここには父母、祖母、それにヒトミとユウジくんが暮らしていた。


大切な思い出のある家。

それが今は誰もいなくなってしまったのだ。


怒涛の一週間を思い出し、僕はまた歩き出す。


駅までは随分遠いがそれでも歩きたい気分だったのだ。


墓地のある丘を背に、神社を背に、池のある森を背に。


僕はもう、振り返らなかった。