復活の村

「来年の夏、また戻ってくるよ」


もうヒトミはいなくなってしまったが、僕は約束をした。


このまま東京に帰って、素知らぬ顔をして生きていくことはできなかった。


「うん」


ユウジくんも、親戚の家にいながら年に何度かこの家に戻ってくるつもりでいるらしい。


僕たちはそうしないといけないのだ。


「それじゃ、また」


「たまね」


軽く手を振り、玄関を出る。


広い日本庭園を横切って門を出たとろこで1度立ち止まった。


振り向くとそこには本当に立派な家がある。