「瑠衣のこと好きでたまんねえ」
耳元で、甘く囁かれる。
キュウっ……と胸が先輩のことを好きだって言っているみたい。
「私も……先輩のこと好きです」
はじめての恋で、未知すぎる世界に困惑して。
だけど、先輩は私に伝わるように「好き」をたくさんくれる。
だから……私も、いつも思う。
どうしたら先輩に伝わるのかなって。
「先輩は、いつも真っ直ぐで優しくて、私の作ったお菓子おいしいって食べてくれるし……」
出会いは、私があげたお菓子だった。
それをまた食べたいと言ってくれて、いつも先輩はおいしいって喜んでくれた。
「好きとか、可愛いとか……真っ直ぐ伝えてくれるところとか……すごく恥ずかしいけど、嬉しくて……」
先輩は、きっと誰よりも褒め上手で。
そんな先輩のことが私は、誰よりも好きで。
「私も、先輩のこと……好きです」
好きで、好きで、たまらない。
これが恋だと気づいたときから、私の好きはあっという間に膨れ上がる。
恥ずかしくて、顔が熱くて、俯くと「あー、もう……」先輩の頭がポスッと私の肩に乗っかった。



