「瑠衣、浴衣姿すげー似合ってた。可愛すぎた」
甘い声が落とされて、キュウっと胸が熱くなる。
「今日俺、何度も人前でキスしそうになったし」
お腹に手を添えながら、もう片方の腕は肩を引き締められる。
密着する身体。
「なんでそんな可愛いわけ?」
そんなことないけど……。
でも、先輩に可愛いって言われると、すごく嬉しくなる。
「俺、今日花火より瑠衣のこと見てたんだけど」
たしかに先輩……花火あんまり見てなかった。
でも、それは私も同じかもしれない……。
「……私も、先輩のことずっと見ちゃってました」
先輩、すごくかっこいいから……
今日だけで私、たくさん嫉妬しちゃった気がする。
「こんなにかっこよくて優しい春斗先輩が、私の彼氏なんだって、思ったらにやけちゃいそうで……」
ほんとは私の彼氏ですって言ってしまいたい。



