コンコンッと浴室がノックされる。
「ひゃ……っ!」
ドアか開いて、先輩が入ってきた。
「瑠衣、着替えここ置いとくな」
「は、はい……」
ううっ……。びっくりしちゃったぁ。
とにかく急いでお風呂あがろう。
「先輩、遅くなってごめんなさい」
先輩が貸してくれた洋服を着て、リビングへと向かう。
「……え」
先輩は、テレビから私へと顔を向けて固まった。
あっ、そうだ、ズボン……!
「先輩が用意してくれていた、お洋服、ズボンが緩くて何度履いても落ちちゃったので……」
あまりにも大きすぎた先輩のズボンを履くことができずに、Tシャツ一枚になってしまった。
もちろん私が先輩のTシャツを着たらワンピースみたいになったけど。
「……先輩?」
ソファまで寄って、先輩の顔を確認する。
「あー……いや、うん。じゃ、俺も風呂入って来るからそれまで適当にテレビ見てて。あと、それ飲んでいいから」
「あ、はい……」
スクッと立ち上がると、私の頭をポンッと軽く撫でたあと浴室へと向かう先輩。



