角砂糖より甘い先輩の溺愛は、今日も止まらない。


「2人とも風邪引かない方法ひとつだけならあるよ」

「…っ! ほんと、ですか!」


尋ねると、「うん」と頷いた先輩は、私に顔を寄せて。


「俺と瑠衣、2人で一緒にお風呂に入るなら」


耳元で甘い声で囁かれるから、私は言葉にならない声を漏らす。


「早くしないと2人とも風邪引いちゃうけど」


ど、どうしよう……。先輩と一緒にお風呂、絶対無理な気しかしない。でも、このままだったら風邪引いちゃうし……


「なーんて、じょ、」

「分かり、ました!」


先輩のためならなんだってできるもん。


「あっ、でも、浴槽に入るまでは目を閉じてもらえると、助かります……」


先輩に裸を見せることはできないもんっ。

だってやっぱり恥ずかしいし。


「瑠衣、それ本気で言ってんの?」


肩を引き寄せられる。


「瑠衣さ、もし俺がそんなこと聞いて強引に風呂に連れてくやつだったらどうするの」


先輩がそんなことをするとは思っていないけど……。