「……つばきちゃん?」
どうしたんだろう。やっぱり私が一番に見つけちゃったからショックだったのかな。
「ファンが知ったらさらに好きになっちゃうやつじゃん! もうギャップ萌え!」
顔を上げて、顔を輝かせて喋り出すから今度は私がきょとんとしてしまう。
「……ファンがいるの?」
「そりゃあいるよ! だってあんなにイケメンなんだよ。芸能人レベルの顔面偏差値で尊過ぎるっていうか、もうアイドル並みだよね!」
芸能人レベルの顔面偏差値で尊過ぎるって……。なんか強そう。
「そんな先輩と至近距離でおしゃべりできるなんて羨まし過ぎる〜…!!」
至近距離って言っても……ちゃんと一定の距離は保っていたと思うけど。
「で、でもね、お話ししたのほんのちょびっとだよ? その……お菓子のお礼っていうか」



