角砂糖より甘い先輩の溺愛は、今日も止まらない。


「それにしても瑠衣、よく先輩のこと見つけられたね〜」


たしかに……。あの日、偶然日直で帰りが遅くなかったら、先輩のこと見つけられなかったと思う。


「私が見つけてなかったら先輩ずっと夜まで起きなかったのかなぁ……」

「どうなんだろうね。でも、一応先生たちも見回りしてるみたいだから、そのとき起こされたかもよ」


あ、そっか……。それなら私が心配することなかった。よかった。


「でもね……最初見かけたときはすごくびっくりしたの。人が倒れてる……!って思っちゃったんだもん」


あのときの私は、第一発見者みたいな気分ですごく不安だった。

声をかけても返事がなかったから、心臓が止まるかと思っちゃったよ。


「遠くから見たらそう思うよね。でも、実際はお腹空きすぎて寝てたんでしょ?」

「う、うん」


つばきちゃんは、「なにそれ、先輩そんな一面があったなんて……」頭を抱える。