「私っ……先輩のことがっ……」
後頭部を引き寄せられて、優しく包み込まれる。
さっきよりも、密着する身体。
ずっと求めていた。
この温もりを。
ずっと待っていた。
先輩の優しさを。
「俺、瑠衣のことがずっと好きだ」
耳元でかすれた甘い声が落ちる。
私は、それを聞いて胸が熱くなった。
「早く俺の腕の中に抱きしめたくてたまらなかった」
ぴったりと離れないように、抱きしめられる。
「……せん、ぱい……」
隙間がないように。
離れていた時間を埋めるように。
「早く好きだって伝えたかった。瑠衣のこと……俺だけのものにしたかった」
先輩の少し震えた、熱い身体。
胸元のシャツをきゅっと握りしめて。
「私も……先輩にこうしてほしかったですっ」
ずっと探してた、先輩のこと。
「なんだそれ……可愛すぎるだろ」
先輩は、頭を擦り付ける。
それだけで胸がきゅうっとなる。



