角砂糖より甘い先輩の溺愛は、今日も止まらない。


さっき……?

もしかして私が先輩のことを好きって言ってたあれのこと?


「えっ…と、あの……っ」


そうだ…。私、先輩に聞かれちゃってるんだ。どうしよう……っ


「なあ、瑠衣」


でもっ……私、それよりも気になることがある。


「さっきの紗倉さんって……ほんとに先輩の妹さんなんですか?」


意を決して、尋ねてみた。

どうしてもそれだけはちゃんと先輩から説明がほしかったから。


「さっきも言った通り、俺の妹」


やっぱり先輩も妹って言ってる。


でも、おかしい……。


「ほ、ほんとにご兄妹なんですか? だって……」


平野春斗先輩で、紗倉菜々さん。

兄妹なら同じ名字のはずなのに、違うってことは……やっぱり2人して私のことをからかってるだけなんじゃ……。


「ああ、名前のことか。それは親が離婚してるから。父さんの方に俺が。で、母さんの方に妹が。だから名字が違うんだ」