角砂糖より甘い先輩の溺愛は、今日も止まらない。





先輩に一方的にキスをされたあの日から、私と先輩は連絡をとらなくなった。

先輩がどこで何をしているのかも分からないし、先輩がメッセージを送ることもなくなった。


代わりに私は他のことで頭がいっぱいになる。

それは……


「瑠衣ちゃん、おはよ!」


日向くんのことだった。


「お、おはよう……」

「今日も一段と瑠衣ちゃん可愛いね!」


ええっ……うそっ! 日向くんってこんなこと言う人だったっけ。


「日向……くん、そんなこと言う人だった?」

「そりゃあ一応告白したし……俺のこともっと意識してもらえたらなぁって!」


鼻先をちょいっとかいたあと、


「てか、俺の彼女になったらもっと甘やかしてあげるけど」

「あ、うっ……」


そのせいで体温が5度くらい上昇する。


日向くんは、恥ずかしがるそぶりも見せずに「じゃーね!」とニコリと笑うと、友達を見つけて声をかけに行った。


なんという変わりよう……。