「今日は、お家でゆっくりしたいな」
「わかった」
「薫くんは出掛けたかった?」
「俺も家でゆっくりしたかった」
「そっか」
「薫くん人混み嫌いだもんね」と言うと、「好きな奴なんていんの?」と返されて、薫くんらしいなと思った。
「ねぇねぇ、薫くん」
「ん?」
「今日一日なにしようか」
「何もしたくない」
「えー、だから家が良かったの?」
「うん」
「じゃあ、今からお昼まではまったりして、お昼食べたらレンタルショップに行って映画のDVD借りてきて観て、その後はまたまったり過ごそう」
「また映画観るのかよ」
「いいじゃん、それで思いっきりゴロゴロしようよ」
えいっ、と横に座る薫くんにより掛かれば、
「うわ、重⋯」
と顔を顰められた。



