薫くんの笑った顔を見てあたしもへにゃりと笑う。
「不細工」
そんなあたしの顔を見てまた、薫くんが笑った。
不細工にしてるのは誰だ、と言ってやりたいけどやっぱり薫くんの笑った顔を見ると何も言えなくなる。
「薫くん、だいすき」
頬から手を離した薫くんにそう言えば「誘ってんの?」なんて返されて、パチ、と瞬きをする。
誘ってる、なんて恥ずかしいけど、薫くんとくっつきたい。
触れ合いたい。
ゴクリと唾を飲んで頷こうとした。
その瞬間──────、
軽快なメロディーが流れてお風呂が沸いた事を知らせた。
メニュー