「なんでそんなとこ座ってんの」 「ソファー座っていいかわかんなくて⋯」 お湯を沸かす準備を終えた薫くんがソファーに座らずにラグの上に座るあたしに「変なとこで遠慮がちだよね、柑奈って」と言いながらもあたしと同じ様にラグに座った。 「テレビつける?」 「うん⋯」 「なんか大人しい」 あたしは薫くんのお家にお泊まりするといつもこうなってしまう。 薫くんと2人っきり。しかも、家。 恥しい、期待しちゃう、ムズムズする。 色々な感情が入混ざって、緊張してしまうんだ。