ハニーシガレット 【完】









ふふ、と笑うあたしに薫くんは「馬鹿面」と毒を吐く。

けれどいいんだ。今は馬鹿面だろうと間抜け面だろうと。可愛いって言ってもらえて嬉しいから。




「お待たせ致しました、」



そんなこんなで店員さんがパフェとミルクティーとコーヒーを運んで来てくれてあたしはそのパフェに目を奪われた。



「見てみて薫くん、写真より凄い」


こういうのってメニューに載っている見本写真より少し劣るものが出てきがちだけど、今運ばれてきたパフェは写真なんかよりも全然、ボリュームがあった。




「いただきまーす⋯!ん、美味しいっ⋯」




甘いクリームとチョコレート。
瑞々しいフルーツに甘い甘いハチミツ。



もう本当に、夢みたいなパフェだった。