「柑奈と同じくらい、柑奈以上に好き」 「うん」 「言ったじゃん。柑奈のことが一番大切だって」 「…っうん」 「だからお前も俺をずっと好きでいてよ」 「愛してるから」 そう言って照れくさそうに視線を外した薫くんにあたしは今よりもっと強く抱きしめて寄り添った。 たぶん、ううん、絶対。 あたしと薫くんの気持ちは同じだけの大きさと重さと温度と柔らかさを持っている。 ハニーシガレット おわり。