そうして付き合って。
もっともっと薫くんのことを好きになっていった。
冷たい釣れないことを言いつつもあたしに合わせてくれる優しさ。
本当は連絡だってマメにしない性格だけど毎日必ず一回は連絡をくれる。
料理が苦手なあたしの代わりに美味しいご飯を作ってくれるし、あたしのワガママにも付き合ってくれる。
冷たいそっけない言葉をたくさん言われてきたけど、その裏にはちゃんと愛情を感じていた。
お父さんへの挨拶だって、父子家庭という事もあってきちんと挨拶をしたいと薫くんから言ってくれたんだ。
好きの大きさはあたしの方がずっとずっと大きいと思っているけれど、薫くんからの好きを感じていないわけではなない。
こんな事言うと馬鹿じゃねえのって言われちゃうかもしれないけど、あたしには薫くんじゃなきゃダメなんだと思う。
こんなダメダメでわがままな女、薫くんじゃなきゃ務まらないと思うんだ。



