陸斗の告白から五日目。
今日は休日ということもあり陸斗からお出かけに誘われていた。
二人で、という事で最初は行くか迷ったものの行くことに決めたあたしは約束の駅へと向かった。
その駅はあの日、薫くんを待っていた駅だ。
「おっす」
「おはよう」
陸斗はあたしよりも早く来ていて、約束の五分前に来てみたものの待たせてしまったかもしれない。
「ごめんね、待たせちゃって」
「全然待ってねぇし。つーか来てくれてありがとな」
「ううん、誘ってくれてありがとう」
「今日は日頃課題見せてもらってる感謝も込めて遊園地に招待してやるから、目いっぱい遊ぼーぜ!」
「遊園地行くの!?」
「チケットも用意済みだぜ」
「え、チケット代!」
「今日は俺が誘ったし俺の奢りで」
ヒラリと二枚のチケットを翳されて、慌ててお財布を出そうとすればその手を止められる。
「いや、ここは平等にしよう?」
「今日に俺も賭けてんだよ、だから今日一日は俺にカッコつけさせろよ」
「…でも」
付き合っているわけでもなく、あたし達は現状友達だ。だから金銭的なものは平等にしたいけれど陸斗が強くそれを拒むから渋々頷いた。
「ありがとう、陸斗」
「おう。じゃあ行くか」
「うん、そうだね」
陸斗にお礼を言って、遊園地へ向かう為駅構内へと入った。



