翌日も陸斗は今までと変わらず接してくれた。
だけどあからさまな事をしないくせに時折あたしのことが好きだとわかる言動をするから少しむず痒かった。
例えば、お昼に趣里とお弁当を食べていると「柑奈の食べてるとこが好き」とか「夜メールしていい?」とか。
今までの陸斗だったら絶対に言わないような事を言ってくるようになった。
メッセージのやりとりなんてとても他愛のないもので、特に恋愛的な要素はないけれどそれまで用事のある時にしかやり取りをしてこなかったから夜に陸斗とメッセージでやり取りする事は新鮮で陸斗という人間を恋愛的なもので意識するにはそれは充分だった。
そして三日を過ぎたあたり。
「どうなの?陸斗とは」
「っヴ、⋯!」
趣里と向かいあってお弁当を食べていると突然陸斗の名前を出されて器官にお米が入った。
「っ、ごほっ、な、急になにっ、ゴボッ!」
トントンと胸を叩きながら何とか呼吸を落ち着ける。はあ、苦しかった。
「急じゃないでしょ、三日過ぎて後半分、陸斗に揺らいじゃったりした?」
「⋯揺らぐって、」
「柑奈は今フリーだし悪いことじゃないでしょ。ずっと同じ人を好きじゃなきゃいけないなんて事もないんだから」



