「なに、今の」
「ん?」
「ストロベリーなんとかってやつ」
「ああ!このお店の人気ナンバーワンなんだって」
「へぇ」
メニューにある写真を見せてみると薫くんは面白いくらいにわかり易い反応を示す。
「写真だけで⋯つーか名前だけで胃もたれしそう」
「美味しそうじゃない?だってイチゴもバナナもチョコも生クリームもハチミツもアイスも入ってるパフェだよ?夢みたい」
名前に入りきらなかったフルーツは他にもブドウやミカン、モモ、色々写真には乗っていて、甘いものが大好きなあたしの胸は高鳴る一方だ。
早く食べたいなぁ、と楽しみなあたしがふんふん、なんて軽く鼻歌を歌いながらユラユラと軽く身体を揺らしていると窓の外を頬杖をつきながら見ていた薫くんとパチっと目が合った。



