泣き止んで趣里と他愛ない話をして、一時間目の授業が終わったチャイムを聞いてから教室に戻った。
教室に戻り席についたあたしに「サボり魔め」と陸斗がふざけてからかってくる。
「サボり魔じゃないよ!仕方なくサボったの」
「さっきの授業で俺当てられたんだぞ!柑奈がノート見せないから答えられなかっただろ!」
「それは自己責任でしょ!?ていうかいっつもあたしのノートを頼りにしないでよ」
本音を言えばこれから陸斗とどう接していけばいいのかわからなくて不安しかなかったけれど陸斗は何もなかった様に普段と変わらずふざけながら、憎まれ口を叩きながら、明るい笑顔を見せる。
「五時間目の古典のノートも見せて。プリン奢るから」
「ヤダ」
「遂に食いもんで釣れなくなったんだな、柑奈のくせに」
「っ!?、くせにってどういう意味!?」
だからあたしも、しっかりと陸斗と向き合うけれど変に態度を変える必要はないのかな思って普段通り過ごすことに決めた。



