「早く言って来いよ」 陸斗に物理的にトンと背中を押されて一歩前に出る。 「ちゃんと素直な気持ち言うんだよ、柑奈」 「うん⋯。ありがとう趣里、陸斗も」 二人が背中を押してくれなければこのまま薫くんと気まずくなって連絡だって取らなくなって、最悪自然消滅なんてことも⋯考えたくないけれど可能性はゼロでは無かったかもしれない。 「二人ともありがとう。また明日ね」 二人にもう一度お礼を告げて、薫くんの方へと向かった。