電話に出てくれないかと不安もあったけど、2コール目で薫くんは出てくれた。
それだけで嬉しくて、昨日のことやあたしの気持ちをマシンガンの如く話したい気持ちがあったけれどこういう時は電話じゃなくてちゃんと顔を見て話したいから放課後会う約束だけをした。
多分薫くんも話したいことはあっただろうけれど、会って話したいというあたしの意志を尊重してくれて、通話時間三分ほどで電話を切った。
「⋯すぅ、はー」
小さく深呼吸をする。
昨日みたいに感情的になりませんように。
酷い言葉だけをぶつけませんように。
ちゃんと話して、素直な気持ちをさらけ出してちゃんと仲直り出来ますように。



