「ちょっとサイドは出しておこうか」 「お願いしますっ⋯」 丁寧に、優しく、かつ可愛く髪の毛をセットしていく趣里。 私がやったらただのポニーテールも、趣里がやるとピシッとなりすぎてなくて、だけどボサボサでもなくて、緩くする所は緩くなってて、不思議とお洒落になるから尊敬する。 それにあたし、こうやって趣里に髪の毛をしてもらっている時間が好き。 なんだか静かな時間が流れている様で、とっても落ち着くの。