「なんで俺が初音を好きだって話になるんだよ」
呆れた様に言葉にした薫くんにほっと安心する。けれど、それだけでは全然、怒りも不安も収まらない。
⋯収まらないよ。
「なら、今すぐ初音さんの連絡先消して」
こんなの、笑われちゃうくらい子どもっぽいってわかってるし、ギャーギャー騒いでみっともないこともわかっている。けど、もう、関わって欲しくない。
薫くんと初音さんがこれからも連絡取り合ったり泊まったりするのかなって思ったら心がはち切れそうだ。
「今すぐ初音さんの連絡先消して、もう必要最低限のこと以外会話しないでっ」
あたしはどこまで嫉妬深い彼女なんだろう。



