それから薫くんは出張でいないお父さんの変わりに夕飯のうどんを作ってくれて、あたしが寝る直前まで看病をしてくれた。

といっても、もう熱が引いてすっかり元気になったあたしは薫くんが世話を焼いてくれている姿をニヤニヤと眺めていた。