ハニーシガレット 【完】






「好き?」

「⋯それなりには」

「そんなんじゃ全然わかんない」

「⋯」

「⋯」

「この前も言った気がするけど。何回言わせんの?」

「何回でも言って欲しい。一生、言って欲しい」

「重⋯」



わかりやすく薫くんは眉を寄せたけど、"一生“っていう言葉を否定されなかったから、少し驚いた。

でも、そっか⋯うん。

否定しないんだ。



約束の言葉なんてない。

ただ、否定されなかったというだけ。


それでも、あたしにとったらそれは痛いくらい、嬉しいことなんだよ。