まぁ、否定されることなんて想定内だけど。
でもでも、これは、そういう事だよね?
否定は肯定だよね(!?)
「薫くんもヤキモチ妬いてくれるんだ」
「だから違うって」
「いーや、顔に書いてあるよ。嫉妬したって」
「頭大丈夫?お前」
「あー、どうしよ、ドキドキしてキュンキュンして胸が苦しい、嬉しいよぉ」
「マジてやめて、そーいうの」
遂には胸を抑えて掛け布団に頭ごと突っ伏したあたしに薫くんの何とも言えないため息が落ちてくる。
いいんだ、今はどんなに薫くんがウザがっても、白い目で見られても。全然いい。
だってそれは照れ隠しなんだって、勝手に解釈しちゃうもん、へっへっへ。
「あ~、もう、薫くんが嫉妬してくれたのなんて初めてじゃない?嬉しいよー、もはや感動だよぉ」
ジタバタとキュンキュンの苦しさで藻掻くあたし。
薫くんがヤキモチ妬いてくれたのは、本当に本当に初めてだと思う。まぁ、あたしに他の男の影があるはずがないから当たり前といえば当たり前だけど。
それに、陸斗とは当然、なんっなも、一ミリだって何もないけど、今回はナイスだよりくと~!!ともう帰った彼にお礼を心の中で叫んだ。今度はタダで課題を見せてあげよう。
それにしても、ヤキモチ妬かれるってこんな感じなんだぁ。
キュンキュンして、というかもうギュンギュンして、愛されてるなって思えるんだ。



