なんだか薫くんが怒っているというより機嫌が悪い気がして視線を泳がす。 するとパジャマの端をチョンチョンと引っ張っられてつい、薫くんの方を見てしまう。 「ちゃんと目見て話そうよ」 叱っているような、甘えているような。 普段の薫くんとは少し違う態度に更に焦る。 だって、あたしを見上げている仕草は可愛いのにその顔はとっても怖いんだもん。 見透かすように、追い詰めるようにあたしを捉える琥珀色の双眸にゴクリと唾を飲んだ。