「体調はもう大丈夫なの?」
「うん、もうすっかり!⋯ちょっと身体は怠いけど」
「朝から何も連絡くれないんだもん、心配したんだよ」
眉を下げる趣里は「でも、今は顔色もそこまで悪くないし良かった」と微笑んだ。
その困ったような笑みも綺麗、というか哀愁があってキュンとする。
「あたし趣里の顔面が大好き」
「まだ熱あるんじゃないの?」
下げた眉がキッと上がり、蔑んだ視線を向ける趣里にへらりと笑えば横から陸斗に頭を叩かれる。
「趣里が困ってんだろうが」
「だからって叩くことないでしょ?一応あたし体調悪いんだけど」
「めっちゃソフトだっただろ」
「そういう問題じゃないんだよ」
いてて、と叩かれた場所を摩っていると、徐に陸斗がスマホの画面を見せてきた。



