「べつにバイト先に行くくらいいいよね?うん。いいよね」
「1人で解決してるし。まぁ、俺は嫌じゃないけど」
「え、そうなの?」
「俺はな。俺は。薫先輩は嫌がりそうだけど」
陸斗の言葉に「実際嫌だって言われてるしねぇ⋯」と項垂れる。
だけど、あたしは行くと決めた。
行って、バイト先の女の子たちが薫くんに言い寄ってたら牽制してやるんだ。
うわぁ、あたし本気でウザイ彼女だなぁ。
と自覚しながらも、薫くん狙いの人が居ないかくらい見に行ってもいいでしょ?
そもそも薫くんが嫌がるから余計に行きたくなるんだよ!と責任転換をしてしまうのはあたしの悪いくせだ。



