その事もあたしだけがモヤモヤしてしまっている様でムシャクシャした。
あたしだけ嫉妬してモヤモヤしてフェアじゃない!なんて意味わかんない事まで考えて、「⋯バカヤロー⋯、」と睨んだままゆっくりと罵った。
「⋯、」
それに対して薫くんは怒らずに困った表情であたしを見つめるだけ。
「⋯薫くん、」
薫くんと同じようにその琥珀色の瞳を見つめ返していれば、段々と薄くなっていく薫くんに対しての怒り。
嫉妬の気持ちやモヤモヤは全然消えてはくれないけど、罵ったのに何も言い返さずにいる薫くんの普段とのギャップに少しずつ、良心が痛んでいく。
あたしが悪いわけじゃないけど、言い過ぎちゃったかな?しかも今日二回も言っちゃったし⋯。と弱気になっていく。



