「ありがとうございます、皆さん。喜んでもらえて嬉しいです」

 自分の作ったものを美味しいと食べてもらえることって、ものすごく嬉しいんだなって思えた。

「カルティナ姫、また僕に作ってくれませんか?チーズケーキ」

 チーズケーキをよほど気に入ってくれたのか、カルナさんがわたしにそうお願いした。

「は、はい。わたしで良ければ……また作ります」

「嬉しいです。 ありがとうございます」

 カルナさんは嬉しそうに笑っていたのが、わたしにはすごく印象的だったんだよね。
 すごく好きなんだな、チーズケーキが。

「今日食事会に誘ってくれたカルティナ姫に、僕たちからお礼をさせてください」

「え?お礼……ですか?」

「はい。僕たちからカルティナ姫に、プレゼントがあるんです」

 と、ルイトさんが言ってくれた。

「プ、プレゼント……?」

 え、なんだろう?プレゼントって……?

「はい。カルティナ姫、今日は本当にありがとうございます」 

「僕たちからの気持ちです。 ぜひ受け取ってください」

「あ、ありがとうございます」
 
 わたしはプレゼントの包みを受け取った。