【完結】カルティナ姫と三人の王子〜目が覚めたら婚約者が三人いました〜



「ごちそうさま。美味しかったわ」

「それは良かったです。 夕食は19時頃でもよろしいですか?」

「ええ、いいわ」

 わたしは再び部屋に戻ると、少しだけベッドに寝転ぶ。

「なんだか疲れたわ……。少し寝ようかしら」



◇ ◇ ◇



「ん……。ん?」 

 気が付いたらわたしは、寝てしまっていたみたいだ。

「……メール?」

 寝ている間に、スマホに連絡が来ていることに気付いた。 メールをタップして開くと、カルナさんからの連絡だった。

【カルティナ姫、後でお会い出来ませんか?話したいことがあります】

 話したいこと? 何だろう?

【分かりました。 どこで会いますか?】
 
 と返信すると、すぐにメールは返ってきた。

【では僕から会いに行きます。待っていてください】

 え、会いに行きます? ん?

【えっと、今からですか?】

 まさか今からじゃ……ないよね?

【はい。今からそちらに行きますので、待っていてくださいカルティナ姫】

 ええーっ! 今から来るの!?
 心の準備出来てないよ……!? あ、どうしよう……!
 と、とりあえず着替えないと!