あの日の約束

「めい!今、先生呼んでくる!」
病室を出ていこうとするりっくんの腕をつかみ、必死で止める。
「神社での約束、覚えててくれたの?」
涙で前がかすみ、りっくんの顔がよく見えない。
「覚えてるに決まってる」
りっくんは私の目から涙を拭い、優しく言った。
「でも、あの時は覚えてないって!」
「あの時は、ごめん。めいの反応が面白くてつい…」
「つい…。じゃないよ!私、すごく落ち込んだんだから!」
また涙があふれてきて、次々と頬を伝って落ちていく。