「今度、高校時代の同級生たちから、サマーパーティーやらに誘われてて…何故か知らないけど、パートナー同伴ってことになってるんだ」

「うん」

「それで、ピノコさえよかったら、同伴をお願いできないかなって」

シュウジ、どうして私なんかに頼むのかな?

同じ大学にだって、女の子ならたくさんいるはずなのに。

そんなことを思っていると、シュウジには心を見透かされたようだ。

「確かに、学校やバイト先に女の子がいないわけじゃないよ。だけど、こんなにしっくりくる子は他に誰もいなくて。かといって、無理強いはしないけど」