なんだあれ…

俺は、さっき百合ちゃんが、怪我を負い

保健室にいるという噂をきき、

言ってみると…

百合ちゃんが、時雨柚音に告白しているのが 

わかった。そっか…

百合ちゃんは、時雨柚音が好きなのか。

そして…二人は



キスをしていた。

みていられなかった。ふつう、好きな子が他の男とキスを

していて、見られるわけない。

はー、俺、失恋したんだ。

すると…

??「わー、イケメンが泣いてる。どうしたんですか?」

はっ?俺が泣いてる?意味が分からないと言おうとしたが、

俺は泣いていた。

??「何があったか知りませんが、泣いていいんですよ。
   泣いてください。あっ、ていうか、怪しいですよね。
   私は、小野寺(おのでら)中学校の3年の、清水沙羅
   (しみずさら)っていうんですけど、あなたは、日暮朝日
   さんですか?」
小野寺中って、俺の母校じゃん。ん?中3ってことは、

ここうけるのか?ていうか…

朝「なんで俺の名前知ってんの」

沙「あっ、そうですよね。日暮先輩って、
  小野寺中出身ですよね?それで、小野中(略して)
  出身の、イケメンがいるっていわれてるので。」


朝「ふーん。じゃあさ、清水さんは、俺目当てでこの高校
  にくるの?」

沙「違いますよ。普通に、偏差値いけるかなと思ったから
  ですよ。てか、清水さんじゃなくて、沙羅っていって
  くださいよ〜。」

朝「はー、わかったよ。じゃあな、沙羅。」

沙「!!はいっ!では、またこの学校で。」

はー。いったか。ていうか、何このドキドキ?

まあいっか。




その時俺は、この出会いが後に俺の運命の第一歩になる
なんて知らなかった。