土日、しっかり休み、迎えた月曜日。


「彩月、おはよう。」

「百合、おはよう。もう大丈夫なの?」

教室に行くと、心配して聞いてきてくれる彩月。

うぅ〜、

「優しいぃ〜、」

「うわっ、どうしたの?情緒不安定?」


若干引き気味なんですけど、

ひどいっ、


「あのね、月原君が看病に来てくれて……」



と、金曜日のことを話した。

月原君が、家に来てくれたこと。
咄嗟に引き留めてしまい、家に泊まってもらったこと。
私がお酒入りのチョコを食べて何故か起きたら、一緒に寝ていたこと。


「うわぁ、残酷だわ。月原君、紳士だったのね、」


なんて、よくわからないことを言って感心している彩月。


「どうしよー、引かれちゃったよ〜絶対ぃー」

「えー、引かれたくないんだぁ?」

ニタァっと、意地悪な笑みを浮かべている。


え…?

い、一応彼氏だし!

当たり前だよね。